まゆこ先生とスタッフのこども歯科110番ブログ

2016年1月22日 金曜日

エナメル質形成不全

こんにちは


北九州市門司区の小児歯科、いしばしまゆこ こどもDENTAL CLINICです


お正月の次のイベントはバレンタインデーですねshine


今年も作る予定ですが、何作ろうかなー( ̄3 ̄)




歯を磨いていたら、ん??これはムシ歯かな??



と、とりあえず歯医者さんへ行ってみよう!!


先生:これはムシ歯でなく「エナメル質形成不全」ですね


エナメル質・・・形成・・・不全??


先生:まず図で説明しましょう




   このように歯は歯冠・歯頸・歯根部から形成されていま
   す。エナメル質形成不全とは歯の歯冠部を覆う
   エナメル質が弱く形成されてしまった歯の事を言います


   平たく言えば、歯にアザが出来ているような感じですね


歯にアザ・・・これは何が原因で出来たのですか??


先生:一つ目は赤ちゃんがお腹の中にいる時、何らかの影響
   によりエナメル質が弱く出来てしまった
   二つ目は外傷(ぶつけた・転んだなど)や乳歯のムシ歯が
   大きすぎた為に永久歯が弱く出来たと言われています。


乳歯もエナメル質形成不全ってなるんですか!?


先生:永久歯だけでなく乳歯にもエナメル質形成不全は
   出来ます。一つ目で挙げた原因がそうですね
   妊娠6~7週目(約2ヶ月)でお腹の赤ちゃんに
   歯胚(歯の卵)が出来始めると言われて
   います(個人差はあります)
   その時期以降に病気・栄養不足などがあった場合
   エナメル質が弱く出来ることがあります
   また、1本だけでなく複数の歯に出来る場合もあり
   注意が必要になります
   

そんな時から注意が必要だなんて・・・


先生:二つ目で挙げた原因はわかりやすいかと思います
   外傷によって歯に強い衝撃が加わった時
   歯髄(歯の神経)は一時的に気絶してしまいます。
   脳でいうと脳震盪みたいな感じですね
   そこから歯の神経が失活してしまったら
   永久歯のことも考えてその歯の神経を取ることが
   望ましいです。
   外傷してしまった歯については後日また別のブログを
   上げたいと思います。
   そしてもう一つは乳歯のムシ歯が大きすぎて
   永久歯が弱く出来上がってしまったことです。
   こちらは日々の健診やムシ歯治療で
   防ぐことが出来ますね。


出来てしまったらどうしたら良いですか?


先生:歯の表面が弱く出来ているのでフッ素塗布を
   して歯を強くすることをオススメします。
   そしてお子様への仕上げ磨きをするよう
   にしましょう。仕上げ磨きをすることによって
   他の歯もムシ歯を防ぐことにもつながります。
   また必要に応じて歯を削り歯科用プラスチック材
   で歯を作っていくことも出来ます。
   エナメル質形成不全が出来てしまったからと言って
   悲観せず予防出来ることは予防しましょうねhappy01


わかりました、ありがとうございます!!!



投稿者 いしばしまゆこ こどもDENTALCLINIC

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